【せどり超初心者講座】DVDの検品:クリーニング編
2016/01/25
前回は「DVD検品シリーズその1。各部の名称編」として
DVD-BOXを構成する各部材の固有名詞について解説しました。
今回は出品前の大事な工程、クリーニングの方法です。
DVDだけでなく、CDやブルーレイにも使えます。
私が使っている道具は以下のとおり。

1.うすめたエタノールスプレー(薬局で購入したエタノールを倍くらいに伸ばしてスプレーボトルに入れています)
2.マイクロファイバークロス(私は激落ちくんクロスを愛用しています)
3.消しゴム
4.CD・DVD専用クリーナー
まずはDVD-BOXの内容物を全部出して、汚れがあるか確かめます。
収納ボックス:外側内側360度チェック
トールケースやデジパック:表裏をみてから、開いて内側も確認
ブックレット:パラパラして書き込みチェック
ディスク:トレイからはずして汚れがないか点検
特に汚れがない場合は、
マイクロファイバークロスにエタノールを吹きつけたもの(以下、湿りクロス)で、ケースやデジパックを拭きます。
除菌になるので一度はきれい拭いてあげましょう。
DVDやBlu-rayボックスの質感はほとんどツルツルかスベスベです。
が、たまにまったく防水されていない箱やケースがあります。
水濡れしますので、そのときは乾いたクロスで拭く程度にします。
後は汚れの種類別にクリーニングをしていきます。
◆一般的な汚れ
たいていの汚れはエタノールをスプレーした湿りクロスで消えます。
例えばデジパックの内側にノリが乾いたような透明の筋が入っていたときのこと。
(before)

湿りクロスの内側に人差し指をあてて、指の腹で何度もこすることで落ちました。
(after)

◆書き込み
鉛筆による書き込みがあった場合、消しゴムで消します。
消し跡に消しゴムのカスが残ることがあるので、湿りクロスで拭いてきれいにします。
◆ディスクの汚れ
ディスク汚れのほとんどは指紋の跡です。
はーっと息をかけてくもらせて、乾いたクロスでディスクを内側から外側に向けて放射状に拭きます。
ぐるぐる円を描くと盤面を傷つける原因になるので、絶対にしてはいけません。

それで落ちない場合は湿式のディスククリーナーを使います。
100均でも売っていますが、私はコレを使っています。
(Blu-ray対応ではないので、使うときは自己責任でお願いします)
クリーナー液の成分は「純水」と書いてあるので、ドラッグストアなどで購入しても良いですね。
それでも落ちない場合は研磨という方法があります。
「研磨」
プロっぽい響きですね。
ワクワクしますね。
このように4千円程度で買える研磨機もありますが、レビューが賛否両論なので購入するかどうか悩むところです。
ほかにコストをかけない方法としては、
水洗いがあります。
特に汚れの目立つ箇所は中性洗剤(食器用洗剤)を指の腹につけてくるくるします。
実際にやってみると盤面がベタッとした感じになり、乾かすときにホコリがつきやすく、1枚1枚のクリーニングにも時間がかかりました。
なのであまりお勧めはできません。
さて、今まで商品をきれいにする方法を書いてきましたが、下記のようなダメージはきれいになりません。
◆経年によるヤケ
◆ケースのキズ(プラケースの場合は新品に交換するという手もあり)
◆ディスクのキズ
また、以下の行為は全部自分がうっかりやってしまった失敗です。
コンディションを低下させますので、
絶対にしないでくださいね!
・落下させてボックスがキズつく、へこむ
・爪を立ててこすってキズを増やしてしまう(紙素材は傷つきやすい)
・磨きすぎてディスクにキズをつける
・消しゴムを強くかけてしわができる
・消しゴムをかけすぎて印刷が薄くなる
要はやりすぎは良くない、ということですね…。
今までいろいろと書いてきましたが、きれいにクリーニングすれば上のコンディションで出品できます。
それより何より手にとったお客様に喜んでいただけると思います。
「脱・使用感」を目指してがんばりましょう。